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2024年度神戸市外国語大学「中嶋ゼミ」新規募集要項

2024年度神戸市外国語大学「中嶋ゼミ」新規募集要項歴代卒論題目リスト

ゼミ説明会資料(2023年10月2~3日開催)

ゼミ説明会資料(2023年10月2~3日開催)

3回生のシラバス(2022年度のもの)

3回生のシラバス(2022年度のもの)

3回生発表担当表、リーディング課題リスト(2022年度のもの)

3回生発表担当表、リーディング課題リスト(2022年度のもの)

3回生プレゼン大会結果(2011年度〜2022年度)

3回生プレゼン大会結果(2011年度〜2022年度)

歴代卒論題目リスト

歴代卒論題目リスト

ゼミ生の声

「中嶋ゼミ」の授業評価アンケート(無記名)から自由記述欄に寄せられたコメントを以下に抜粋しています。

ゼミ生の声(2021年度)

学びの経験に関して(何が学べたか、身についたか)

開講形式に関して(学部二部合同、3・4回生別、3回生では大量の文献、リアクションペーパー、プレゼン等のサイクル、コロナ禍でのZoom開催など)

ゼミのイベントに関して(3回秋のビジネスプレゼン大会、春の合宿、その他不定期飲み会)

留学・休学に関連して

就活・キャリア形成に関連して

中嶋先生ってどんな人?

ゼミ生の声(2019年度)

学びの経験に関して(何が学べたか、身についたか)

開講形式に関して(学部二部合同、3・4回生別、3回生では大量の文献、リアクションペーパー、プレゼン等のサイクル)

ゼミのイベントに関して(3回秋のビジネスプレゼン大会、春の合宿、その他不定期飲み会)

留学・休学に関連して

就活・キャリア形成に関連して

中嶋先生について

その他

ゼミ生の声(2018年度)

ゼミ生の声(2017年度)

ゼミ生の声(2016年度)

ゼミ生の声(2015年度)

ゼミ生の声(2014年度)

ゼミの研究内容について

就職活動について

中嶋先生について

2部(夜間)ゼミについて

ゼミ生の声(2013年度)

中嶋ゼミ在籍者リスト

2023年度4年次在籍者(18名)

2023年度3年次在籍者(10名)

留学・休学者(10名)

中嶋ゼミ卒業生リスト

神戸市外国語大学「中嶋ゼミ」第11期生(2023年3月卒業)

神戸市外国語大学「中嶋ゼミ」第10期生(2022年3月卒業)

神戸市外国語大学「中嶋ゼミ」第9期生(2021年3月卒業)

神戸市外国語大学「中嶋ゼミ」第8期生(2020年3月卒業)

神戸市外国語大学「中嶋ゼミ」第7期生(2019年3月卒業)

神戸市外国語大学「中嶋ゼミ」第6期生(2018年3月卒業)

神戸市外国語大学「中嶋ゼミ」第5期生(2017年3月卒業)

神戸市外国語大学「中嶋ゼミ」第4期生(2016年3月卒業)

神戸市外国語大学「中嶋ゼミ」第3期生(2015年3月卒業)

神⼾市外国語⼤学「中嶋ゼミ」第2期⽣(2014年3⽉卒業)

神⼾市外国語⼤学「中嶋ゼミ」第1期⽣(2013年3⽉卒業)

ゼミに関するFAQ

  1. 担当教員について
  2. ゼミのテーマについて
  3. ゼミ履修に必要な英語読解力について
  4. 履修しておくべき分野について
  5. パワーポイントでのプレゼンについて
  6. ゼミのイベントについて
  7. 卒業論文について
  8. 留学について
  9. 就職活動について
  10. 実際に受講できる人数について

1:担当教員について

担当教員は、国際関係学科/法経商コースに所属する中嶋圭介(准教授)です。略歴は、以下の通りです。兵庫県豊岡市出身。神戸市外国語大学英米学科卒業、在学時に米ボストンに1年間留学(休学・私費留学、3カ月語学学校、8カ月現地の大学に在学)。学部卒業後に二度目の留学、米シラキュース大学行政大学院修了(国際関係学修士)。大学院卒業前からインターンシップをしていた首都ワシントンDC所在の民間非営利シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)に就職し、研究員として9年間勤務。2011年に帰国し、神戸市外国語大学国際関係学科/法経商コースに教員として着任、現在に至る(今年で11年目)。

学術的専門は、人口高齢化や人口減少の公共政策やビジネスインプリケーションで、これがゼミのテーマになっています。米国で働いていた当時は、日米欧などの先進国、ラテンアメリカや東アジアなどの新興国の高齢化問題の研究や政策提言に携わっていましたが、日本へ帰国してからは、グローバルな視野・関心は持ち続けていますが、国内の、それも地方の人口減少や地方創生問題への取組みに対する比重が大きくなりました。

学内でゼミ以外では、学部・二部英米学科の3・4回生の専攻英語講読、法経商コースの国際ビジネスコミュニケーション、ICCコースの神戸研究、全学共通のキャリアデザイン講座などの講義を担当してきました。もうしばらくしたら、国際関係学科4回生の英語講読や経済経営コースの公共政策も担当する予定です。

この他キャンパスでは、外大が主催するビジネス・プレゼン大会(英語)、Marketing Competition Japan (MCJ)の企画運営担当、大学生協の理事長、全国・海外に2万人の会員を擁する外大同窓会(楠ケ丘会)常任理事兼本部事業組織部長、活性化プロジェクト座長、同窓会支部の一つでもある、外大若手同窓生の交流会(Kobe Gaidai Alumni: KGA)の統括幹事も務めています。 学外では、人口高齢化問題について神戸市役所、兵庫県豊岡市役所にアドバイスをしたり、文部科学省が全国で指定するグローバル人材育成教育の10の拠点校の一つである神戸市立葺合高校で8年間「課題研究」の指導を行ってきました。

趣味はネットで動画・映画鑑賞、フットサル(社会人の緩めのチームに所属)。2020年1月長男が生まれたところで、子育てにも奮闘中。

2:ゼミのテーマについて

ゼミで扱うテーマを一言で言えば、「高齢化問題」です。こう言うと、高齢者に関わる年金・医療・介護なのだなと想像される方が多いと思うのですが、もちろん高齢化進行が財政・社会保障制度上引き起こす問題としてそのようなテーマも扱いますが、このゼミのスコープはもっとずっと広いもので、例えば、人口高齢化が進行するメカニズム(出生率低下、寿命延長、移民動向)、人口動態変化が経済、財政、ビジネス、政治、社会、国際関係に与える影響、そこから生じる課題と解決策などを含んでいます。

「人口高齢化×経済」の一例として、出生率低下が長く続くと、それはやがて若い働き手の減少につながります。機械化、ICTやAI活用などの活用に努める一方で、女性の社会進出、高齢者の継続雇用(生涯現役社会)、外国人労働者の受け入れなども進める必要があります。

「人口高齢化×ビジネス」では、人口高齢化によって働き手や消費者の数や年齢構成、家族の在り方、働き方も含めたライフスタイルなど長期的なビジネス環境に様々な変化が生じてきますので、これに対して、自社の事業を見直す経営戦略、優秀な人材を採用・確保するための人事戦略、自社製品を選んで買ってもらうためのマーケティング戦略などによって対応していくことが必要となります。法経商コースの方は、民間企業への就職を目指す方が多いですので、非常に実用的で、ゼミ生の関心も高いテーマ分野です。

長文を避けるためこれ以上書きませんが、女性の活躍支援とワークライフバランス、地方の人口減少対策と地方創生、選挙民の高齢化が進むことで政治家が高齢者層の意見ばかりを気にするようになる「シルバーデモクラシー」、グローバル化の進展によって高齢化の影響が国境を越えて互いに伝播するようになる「グローバル・エイジング」(地球高齢化)の問題など、とにかく多岐に渡りますし、地域的なスコープも、国内だけでなく世界各国をスコープに入れています。

より詳しくは、このサイトにも掲載されている、「シラバス(3回生ゼミのリーディング課題リスト)」「3回生プレゼン大会記録」「卒論タイトルリスト」を、参照ください。

3:ゼミ履修に必要な英語読解力について

難関入試をパスして外大に来られたのですから、基礎的な英語力や知的なポテンシャルについては、皆さんを信用しています。ゼミ選考の合否やゼミの成績評価を、英語力の差で判断することはありません。このゼミにおいて英語は学ぶ対象ではなく、あくまでもツールに過ぎません。

入ゼミに際して英語力を強調する訳は、ゼミで扱う文献の中には英語で書かれたものが一定割合含まれているからです。ですから、リーディング課題の予習や卒論のリサーチで相当な英語運用能力が必要ですが、「少し苦手だな」と思われる方は、他の学生よりも多くの時間を予習に費やしたり、私や他の学生に頻繁に質問に来られたり、助けてもらったりと、そうしたやる気や覚悟を持ってゼミに参加してもらいたいということです。

4:履修しておくべき分野について

ゼミ概要に履修済みであれば役立つ学問領域として人口統計学、経済学、経営学、マーケティング、国際関係学、公共政策等を挙げましたが、これら全てを履修済みの方はまずおられないと思います。これらのうちどれか二つくらいを学んだ経験があるのが理想的です。中でも最も重要なのが経済学です。経済学(ミクロ・マクロ両方)入門を一通り学んでおいていただければ、残りの分野は、ゼミが始まってリーディング課題で頑張って学ぶか、ゼミと並行して履修して学んでいただければ大丈夫です。

では、これらの学問分野を学んだ経験が無ければ全くゼミに付いていけないのかというと、そういったことでもありません。これも同じく頑張り次第で何とかなります。私のゼミは、学者養成を目的にした大学院レベルのゼミではありませんので、必要最低限の学術理論を抑えつつ、より実用的・実践的運用に比重を置いています。

つまり、学術的知識量よりも、必要最低限の知識をしっかりと習得した上で、リサーチによって高齢化の影響によって生じる問題を特定する力、現状と課題に関する専門家や実務家の議論を整理しながら、自身の解決策・改善策に対する意見を文章やプレゼンで効果的に表現できる力を身に付けることです。

5:パワーポイントでのプレゼンについて

パワーポイントを使ったプレゼン能力は、メールやネットを使うのと同じように、既に社会では当たり前の能力です。ゼミ生の皆さんには、是非身につけていただきたいと思います。ゼミ概要に「必須」と書きましたが、自由自在に使いこなせる学生しかゼミに受け付けないと言う意味ではありません。こうしたものは、「習うより慣れろ」ですので、必要に迫られて触り続けていると、案外使えるようになるものです。

ゼミを卒業していただくまでに、私や他の学生から教えてもらいながら、少しかっこよくプレゼンできるくらいの能力を身につけてもらえれば、それも一つこのゼミを履修するメリットになるでしょう。あまりプレッシャーに感じていただく必要はありません。

6:ゼミのイベントについて

現在コロナ禍でオンラインで実施できるものを除く対面イベントは全て中止されていますが、恒例行事としているのは、ビジネス・プレゼン大会(3回生対象)、就活報告会(就活を終えた4回生が3回生に助言)、2月中旬開催の春合宿(於:ウェステインホテル淡路、1泊2日、新年度入ゼミ予定の2回生と在籍する3・4回生が一同に会します)の3つです。その他は、同期として集ったゼミ仲間の顔ぶれや雰囲気によって、不定期飲み会、BBQなど、自由にやっていただいています。

7:卒業論文について

中嶋ゼミでは、国際関係学科やICCコースなど、学科・コースの卒業要件に卒論が入っている方を除いて、卒論執筆は任意(書きたい人だけが書く)です。4回生前期に、「卒論」「卒業レポート」のどちらを執筆するのかを選択していただきます。「卒業レポート」とは、卒論の約半分程度の長さで、4回生のゼミ単位取得のために執筆するレポートのことです。卒論執筆の場合は、ゼミ単位(4)+卒論単位(8)で、計12単位となります。使用言語は、日本語、英語、どちらでもOKです。

このサイトにも掲載されている、「卒論タイトルリスト」を参照ください。「T」で始まる整理番号が付いているのが卒論、「R」で始まる整理番号が付いているのが卒業レポートです。

8:留学について

私も外大生時代、2回生と3回生の間で一年間休学して、米国ボストンへ留学(語学学校に3カ月在籍した後、現地の大学に8カ月在学)、さらに、外大卒業後に米国大学院に再度留学した経験があります。私の場合、2回生の秋に履修希望するゼミの先生に留学から帰ったらゼミに入れて欲しいといお願いしに行き、先生からの承諾を得ました。留学から戻った際にもう一度挨拶に伺って改めてゼミに入れてもらうようお願いし、履修届けを出しました。

私のゼミは 、留学・休学される方には、柔軟に対応したいと考えています。例えば、現地とZoom等でつないで留学・就職・人生相談にのったり、知人を通して企業訪問に行っていただいたこともあります。

9:就職活動について

私は出席を重視するほうですので、就職活動であれ、別の理由であれ、できる限りゼミ出席を優先して下さい。しかし、それは就職セミナー、会社訪問、部活の試合などに行ってはいけないと言う意味ではもちろんありません。会社訪問のアポを取る際など、スケジューリングで自分の都合をある程度考慮してもらえるような際に、敢えてゼミと被った日時にするのは控えて欲しいということです。また、中には大学院進学希望者もいるかもしれません。就職活動が理由であればいくらでも休めるが、その他の理由は欠席扱いでは、大学院進学希望者にフェアではありません。どうしても就職活動で欠席が続く場合には、追加で何か課題をやっていただくかもしれません。

一方で、私のゼミは、就職活動を重視するゼミでもありたいと思っています。就職希望業界が直接高齢化のテーマと関係するかいないかに関わらず、私からできる限りのサポートもさせていただきますし、ゼミ生の皆さんの間でも、活発に情報共有、意見交換などをしていただきたいと思います。

私自身は、神戸外大を卒業後、米国大学院へ進学、そのままあちらで就職し、ワシントンDCで9年間働いた経歴を持っています。要するに、日本で学部新卒者の就活をした経験がありません。エントリーシートの書き方、入社試験初期段階の教養試験や適性検査等の助言はできません。一方で、大学教員歴とほぼ同期間民間で働いた経験があり、多方面で活躍する方とのつながり、或いは、既に100名を超えたゼミ卒業生のネットワーク等を駆使し、就職相談、或いは、インターンシップ・企業訪問斡旋など、できる限りのサポートはします。

10:実際に受講できる人数について

定員は、学部生10名、二部生5名を目安としています。例年、多数の方に応募していただいており、第1・第2希望者全てを含めると、選考時の競争倍率は約2~3倍です。

学部・二部合わせて一学年が15名定員、二学年で30名定員ですが、留学・休学者が多いため、常時40名以上が所属する、外大では指折りの大所帯ゼミです。